リュージュ社製オルゴール

　今、日本で手に入るスイス製オルゴールのほとんどが、リュージュ・ミュージック社製。伝統を守りつつ、創造性とその高い技術力は世界のオルゴールファンを魅了しています。
　スイスオルゴールの代名詞であるリュージュの原点は、1865年。シャルル・リュージュがサンクロアでミュージカルウォッチの製造を始めます。そして1886年、彼の子息、アルベール・リュージュが最初のミュージックボックスの工房を設立。その後、オルゴールは今でも同じ場所で製造され続けています。
　現在の最高級オルゴールメーカとしての礎を築いたのは、アルベールの子であるギド・リュージュ。1900年代前半のオルゴール産業の衰退とともにほとんどが姿を消したオルゴール産業の復活に全精力を傾け、1960頃、高級ムーブメントの生産を再開。奇跡的な再起・成功へと導き、1985年トーレンス社オルゴール部門を買収、高級オルゴールの地位を不動のものとします。
　見る人、聴く人を魅了してやまないリュージュのオルゴール。それを手にした時、きっとリュージュ芸術の感動することでしょう。

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